NMNとは

公開:2024年02月02日

1.NMNとは何か

NMNという物質が近年注目されています。NMNとは体内に存在する物質で、食物からも摂取できます。食物から摂取したNMNは腸や肝臓を介して、NADという物質を生成します。このNADが長寿遺伝子と呼ばれるサーチュイン遺伝子を活性化させ、染色体の働きをコントロールし、老化を遅らせるというのです。

2.「NHKスペシャル ネクストワールド 私たちの未来」で紹介

SF映画や小説の中の夢物語だと考えられていた「老化のコントロール」が現実になりつつあるということを、NHKが取り上げたのが2015年の1月でした。「NHKスペシャル ネクストワールド 私たちの未来」で最新の医療テクノロジーを紹介し、「若さを保ったまま歳をとる」ことが現実になるかもしれないということを伝えています。この番組の中で「NMN」についても紹介されています。

記事:「NHKスペシャル ネクストワールド 私たちの未来」で紹介

3.ワシントン大学の今井眞一郎教授の研究

番組で紹介した中に、老化研究の第一人者である、ワシントン大学の今井眞一郎教授もいました。NMNが老化のコントロールに関係している可能性があることを研究していて、NMNをメスのマウスに与えることで、寿命を16%延ばすことに成功しました。人間に換算すると約10年寿命が延びたことになります。

記事:ワシントン大学の今井眞一郎教授の研究

4.ハーバード大学のデビッド・A・シンクレア教授の研究

今井教授と同様に、世界的に有名なNMNの研究者として、ハーバード大学のデビッド・A・シンクレア教授がいます。シンクレア教授の研究では空腹によって、サーチュイン遺伝子が活発になり、サーチュインの働きによって遺伝子の飾りが変化し、細胞レベルでの若返りが起こることを突き止めました。また、サーチュインの働きに必要なNMNを摂取することで、視力の改善や認知機能の向上といった効果が得られる可能性もわかってきています。

 記事:ハーバード大学のデビッド・A・シンクレア教授の研究

5.慶應義塾大学の研究

海外だけではなく国内でも研究が行われています。慶應義塾大学で行われた研究では、NMNが健康なヒトに安全に投与できるということが世界で初めて明らかにされました。この研究結果から、将来的にNMNがアンチエイジングだけでなく、老化に伴うさまざまな病気の発症予防や治療に貢献できることが期待されています。

記事:慶應義塾大学の研究

6.NMNの効果

NMNは老化による機能低下の予防効果があるのではと期待されています。その範囲は抗老化を始め、代謝の改善、糖尿病・心血管疾患などの予防、睡眠の質・筋力・視力の改善、免疫機能の向上、美容効果など様々です。

記事:NMNの効果

7.まとめ

世界中で研究が進んでいるNMN。まだ知られていないことも多いこの物質ですが、研究が進むにつれ、単なる美容目的ではなく、予防医療などの分野で使われ、健康寿命が延びる未来がやってくる日もそう遠くはないのかもしれません。

この記事の執筆

NMN総合研究所編集部